2019年10月1日火曜日

気軽にモンテッソーリ教育を体験するカード「モンテッソーリBox どうぶつ」の感想

学研ステイフルが販売している、「モンテッソーリBox」の「どうぶつ」を使ってみました。


「モンテッソーリBOX」とは


「モンテッソーリBOX」は、モンテッソーリ教育を気軽に体験できる、カードタイプの教具です。「もじ」「とり」「どうぶつ」「はじめての天文学」の4種類が、2019年3月15日より発売されています。定価は各3,500円(税別)です。対象年齢は「もじ」が2歳以上、「とり」「どうぶつ」「はじめての天文学」の3種は3歳以上です。

モンテッソーリ教育では、「子どもには生まれながらにして学ぼうとする力がある」とし、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもがやってみたい・触ってみたいと思う環境を適切に用意し、自発的活動を促すことが大切と考えています。

モンテッソーリの教具は、木製で高価なものが多いです。しかし、「モンテッソーリBox」は、カードタイプで、価格は手ごろですし、持ち運びもしやすく、気軽に取り組むことができます。

もともとは外国製を日本語訳したものだそうです。なお、翻訳するにあたり、すべて日本モンテッソーリ教育綜合研究所の監修を受けています。

「どうぶつ」の感想


「どうぶつ」には大陸の形がざらざらとした触感の「大陸カード」と「動物カード」の2種類のカードがあり、ペアリング作業をすることで、知識を整理しながら空間認識力・数学的能力を高めることができます。カード56枚(動物の絵カード49枚、大陸カード7枚)、動物についての冊子付きです。

たくさんの動物カードは語彙を豊かにし、読み書きの準備をするのに最適です。世界の動物に興味を持ち、生息地も覚えることができます。大陸カードはざらっとした質感のUV加工。キラキラしており、娘はこれを気に入ったようでした。


モンテッソーリBox どうぶつ


最初は知らない動物について教えることからスタート。それから、大陸ごとに動物を分類してみました。思いのほか集中して取り組んでいました。


「もじ」「とり」「はじめての天文学」の内容は


「もじ」は、文字がざらざらとした質感の加工を施した「砂文字カード」を見て触ることで、文字を書く前段階の学びとして自分の感覚で文字の形を感じ取ります。冊子では「砂文字カード」を使ったもじ・ことばを学ぶための活動を紹介しています。

 「とり」はカードを並べることで空間認識力を高め、鳥や鳥の特長について学びます。鳥についての冊子、鳥のスケッチ、特長が描きこめる観察ノートの付いたセットとなっています。

 

 「はじめての天文学」は、天体の「絵カード」と「名称カード」でペアリングをしたり、天体の説明が書かれた「定義カード」を使ってクイズを出したりしながら、子どもの天体に対する好奇心をかきたてます。天体について知るための冊子や、星空を描くページがある「星空手帳」、星座を探すための「星座早見盤」が付いています。