2017年6月14日水曜日

娘をプリスクールに入れるか迷い中!プリスクールのメリット・デメリットとは?

最近、娘をプリスクールに入れようかどうか迷っています。

英語を話せるようになるために必要なのは、まず何よりも人の言葉によるインプットが大切だと考えています。そう考えた時に一番手っ取り早い方法は、子どもを英語で保育する環境に置くことです。

しかし、どこに預けるかはとても難しい選択です。

実際にプリスクールを見ると、その多くはビルの一室にある託児所が多いです。英語が身につく前に、そもそも保育環境として信頼できるかと言われるとなかなか不安になってしまいます。めったにないことではありますが、保育園で重大事故が起きることもあります。その点娘は今認可保育園にいますから、安心感があります。あえて転園するのもばかばかしい気がしています。いくつか見学はしているものの、いまひとつ決心ができません。

3歳から幼稚園に入れることも視野に入れています。幼稚園では様々な習い事をすることも可能ですから、総合的に考えると娘に色々な可能性を与えることができるように思います。

幼稚園に入れることのデメリットは、預かり時間が短いことが多いことでしょうか。働く母親にとっては様々な行事に対するコミットメントが求められても対応することが難しいこともあります。

最近では延長保育をしている幼稚園もあるようですから一概には言えませんが、やはり働く母親にとって一番使いやすいのは保育園のようです。娘の将来を最優先に考えるかそれとも自分のキャリアを優先するか。育児というのは仕事とのバランスが本当に難しいと感じます。

プリスクールとは?


プリスクールとは、英語で保育・教育をしている保育園や幼稚園を指します。1つのクラスを日本人保育士と英語ネイティブ講師の2人で担当するのが一般的ですが、英語の比重により以下のタイプに分けられます。

① オール・イングリッシュ型:入園から卒園まで、すべて英語で保育するプリスクール

② バイリンガル型:日本語保育と英語保育の時間があるプリスクール

③ 日本語から英語へと移行していくタイプ:学年が上がるにつれて日本語保育から英語のみの保育へと移行するプリスクール

ここ最近、教育の国際化や多様なニーズに合わせて、日本人の入学枠が多いスクールや、そもそも、日本人をメインターゲット・対象としたスクールが急増しています。

英語教育に力を入れる幼稚園や保育園との違いは?

  • カリキュラム内容・・・多くの幼稚園や保育園は、週に数回英語ネイティブ講師を招き、歌やダンスを通して英語に触れています。学ぶというより、小学校での英語教育に向けて英語の楽しさを伝えることを重視しているようです。一方プリスクールでは、ライティングやフォニックスなど実践的な英語も学ぶことができます。またバレエや料理の時間もあり、バラエティ豊かなカリキュラムも魅力です。
  • 講師の免許の有無・・・保育園や幼稚園ではそれぞれ保育士、幼稚園教諭の免許取得が義務付けられています。一方、プリスクールでは、保育士には免許必須ですが、講師に対しては明確な採用基準はありません。各園によって採用基準が異なり、4年制大学卒業や海外留学経験、英検の資格取得など様々ですが、ネイティブ並の英語力が求められます。またプリスクールは法律上、学校教育法(幼稚園)と児童福祉法(保育園)のどちらにも当てはまらないため、認可外保育園が多いというのも特徴となります。


プリスクールを選ぶときの注意点

  • 学費・・・プリスクールでは地域やカリキュラムによって金額差はありますが、一般の幼稚園や保育園にくらべると、授業料は高いといえます。これは英語ネイティブ講師の雇用や少人数授業を行っているためです。他の保護者と生活レベルが合わないという状況になることもあります。
  • まわりの生徒たちの雰囲気・・・プリスクールには日本人以外の子供も入学してくる可能性が高いので、そういった子供たちと楽しく過ごせる環境かどうかを事前に把握しておくことが大切です。環境の変化に敏感な子供にとって、異なる国の言語や文化にいきなり触れることは難しいといえます。子供の性格を踏まえたうえで、プリスクールがよいのか、幼稚園や保育園がよいのか考えていきましょう。
  • アットホームな園や自然に触れる経験ができる園、イベントが盛りだくさんの園など、様々な種類があります。まずはパンフレットをもらって、園の特徴を調べていくことをおすすめします。

幼児期から英語を学ぶメリット

  • 英語の習熟度の加速・・・幼年期から英語と関わることによって英語に触れる時間が長くなるので、中学校から英語を学ぶ人よりも英語を早く習熟することができます。アメリカ合衆国国務省付属機関「Foreign Service Institute」によれば、英語と言語構造がかけ離れている日本人にとって英語は学びにくく、ドイツ語・フランス語話者に比べて約4倍の学習時間がかかると言われています。よって、早期から英語に慣れ親しめば親しむほど、上達度が向上すると言えるでしょう。
  • 多様性、異文化への寛容性・理解・・・早期から英語に触れることによって、母語とは違う環境に身を置くことになるため、外国への差別意識や異文化への恐れを軽減させることができます。
  • 英語認知力やリスニング力の向上・・・言語脳や認識力が固定されてしまう前に英語に慣れ親しむことによって英語への認識力を高めることができます。


幼児期から英語を学ぶデメリット

  • 日本語・日本文化の未習熟・・・英語力を高めることができる反面、我々の母語である日本語に触れる時間が短くなります。通常の幼稚園・保育園に通ってきた同年代の子どもに比べると、耳にしてきた日本語・言葉にしてきた日本語の数が違ってくるので、語彙に乏しくなってしまいます。英語、日本語、どちらの言語も不十分なまま卒業することになる危険性があります。特に日本語能力が不十分だと、小学校に入ってからの学習についていけなくなり、その後の学力の伸び悩みにもつながります。
  • 日本の常識からの逸脱・・・いわゆるインターナショナルスクール、プリスクールといった英語のみで育った子供にとって一般の公立小学校・中学校に入学してしまうと、慣習やものの考え方がかけ離れてしまっているため、浮いた存在になる危険性があります。日本の小学校ですと、教師の話を聞く、質問もすべて教師から、という一方的な受け身の授業がまだまだ多いため、プリスクールで自分の意見を積極的に伝えるような生活を送ってきたお子さんには、少々退屈に感じてしまうこともあるかもしれません。
  • 卒業してもほとんど英語を話せない・・・日本人両親のもと、日本で生活を送り、同級生の多くも日本人という環境では、講師のほとんどがネイティブであり、日中多くの時間をプリスクールで過ごしていたとしても、英語で話す機会は必ずしも多くなく、スピーキング能力が思ったほど伸びない、というケースが少なからずあります。
  • 卒業後に英語力がガタ落ちしてしまった・・・プリスクール卒業時には高い英語力を有していたのに、卒業後通常の公立小学校に進学させたらあっという間に英語を話せなくなってしまった、というケースもよくあります。子どもはすごい勢いで何でも吸収しますが、同じようにすごい勢いで忘れます。
  • 卒業後も子どもの英語のまま