2016年3月27日日曜日

出産体験記

先日、元気な女の子を出産しました。3キロ超えで、頭もしっかりあるベビーちゃんでした。

〜陣痛の始まり〜

午前3時頃から弱い陣痛が始まりました。一旦収まり、ウトウトしていたのですが、午前7時頃にスーッと液体が出てくるのを感じました。破水かと思って慌ててトイレに行ったところ、破水ではなく、出血でした。鮮血。多分おしるし。再度陣痛も出てきたので、産院に電話したところ、入院準備をした上で直ぐに来るよう言われ、主人と一緒にタクシーに乗り込みました。午前8時頃入院しました。

この時点で子宮口の開きは4センチほど。

〜内診中の破水〜

午前11時頃、医師の内診中に破水してしまいました。これについては医師を恨んでいます。このとき破水しなければもっとゆっくり陣痛に向き合えたのではないかと思います。破水したら、早々に赤ちゃんを出さなければなりませんから。

この時点で子宮口は6センチほど開いていたようですが、まだ赤ちゃんの位置が高いと言われました。「四つん這いの骨盤呼吸」をしたところ、だんだん下がったようです。

〜昼食は食べられず〜

昼食が提供されましたが、痛みでほとんど食べることが出来ず。主人にあげました。

〜陣痛促進剤の使用〜

午後になってLDRに移動。悶々と痛みに耐えていたのですが、次第に陣痛が弱まってしまいました。ここで再度医師登場。陣痛促進剤の使用を打診されました。これ以上陣痛が長引くと母体も胎児も負担がかかる、大量出血の恐れがある、今促進剤を使えば夕方ころには赤ちゃんに会える、等々説得され、渋々促進剤の使用を承諾しました。

助産師によると、促進剤を少量足したところ陣痛が進んだとのこと。最終的には夕方に産まれましたが、長時間かかっても良いので自分の力だけで産みたかったです。30時間かけて産んだとかいう話、よくききますよね。赤ちゃんの心音が下がっているなどの事情があれば別ですが、長時間かかってもそれほどリスクはないのではなかったかと思います。この病院は混んでいるので、分娩を急かしたのではないかと今でも不信感を抱いています。

〜いきみ逃しといきみ〜

いきみ逃しの際は夫に腰をさすってもらったり、肛門の上あたりをテニスボールで押さえてもらいました。文化系の人なので大して期待していなかったのですが、助産師さんに指導してもらいながら、私の期待以上にがんばってくれました。

一番つらかったのは、子宮口が全開大になるまでの時間。子宮口が全開大になっていきむことになったときは、不思議とすっと心が落ち着きました。

いきみの際は骨盤呼吸で呼吸を整えて腹圧をかけるようにしました。助産師さんに上手いとほめられました。私はヨガで腹筋を鍛えていたので、それは良かったと思います。

〜会陰切開〜

会陰切開を避けるべく会陰マッサージをがんばってきたものの、医師より、「会陰が裂けそうなので、少し切開していいですか」と打診されました。全く余裕のない状況ですし、早く出したい一心でしたので、「はい」と即答。会陰切開の際は麻酔を注射されて切られたようですが、分娩の痛みが大きく、会陰切開の痛みはそれほど感じませんでした。会陰切開は、出産後の方がつらかったです。

〜誕生〜

何回かいきみ、助産師さんの「これで最後ですよ」という言葉を頼りに最後の力を振り絞っていきんだところ一気にツルンと何かが出る感覚が。産声と赤ちゃんの姿にちょっとびっくり。「ああ、生まれたー」と言いました。胎盤も一緒に出てきたようです。



〜分娩直後〜

出産後、カンガルーケア。乳首を赤ちゃんに含ませてみましたが、おそらく何も出ていないだろうな。。。

LDRで回復中、胎盤も見せてもらいました。胎盤は内臓という感じでした。

〜感想〜

私は当初、「自然なお産」にはあまり興味がなく、会陰切開、薬剤の投与など、分娩時の医療行為は必要ならば、迷わずしてもらいたいと思っていたタイプでした。そもそも、無痛分娩を考えていたくらいです。

ところが、マミーサロンやヨガに通い始めて、できるだけ自分の力で、自然な形で出産したいと心境が変化しました。

無痛分娩をやめた最大の理由は、吸引分娩、鉗子分娩のリスクがあること。そういった医療介入を受けることはなく、赤ちゃん自体に傷をつけないで出産することができたのは、良かったと思います。