2017年11月14日火曜日

しつけの難しさとモンテッソーリ教育

最近はもっぱら育児や教育に関する本を中心に読んでいます。その中でも今一番よく読んでいるテーマは、アドラー心理学とモンテッソーリ教育です。

モンテッソーリ教育では子供はその発達に応じて段階ごとに学ぶべき時期があり子供自身が何を学びたいかを知っているので子供自身の選択を尊重します。

しかし実生活で実践するのは容易くはありません。特に外出先での娘の動きたいという意欲といかに安全を確保するかと言う必要性のはざまで苦しさを感じています。

最近の娘は歩くことに夢中です。

電車の中でもすぐに歩きたがります。おそらく揺れに身を任せたいのでしょう。しかし、揺れた時に体を支えきれず転んでしまったら怪我をするかもしれません。混んでいる時は他のお客様にも迷惑です。本当なら自由にさせる方が良いのだろうと思いつつも、電車内ではなるべく座っていて欲しいところです。そのため娘ができるだけ飽きないよう絵本、おもちゃ その他のグッズを持って遊ぶようにしています。

外でも同様に動きたがります。ベビーカーに乗りたがらず歩き回ります。車道に飛び出そうとしたり、よその家の階段に上がったりするなど、危険だったり他人に迷惑をかける行為も見られます。そんな時は「ダメよ」ときつい声で止めてしまいます。私自身も仕事帰りで疲れているせいでしょうか、とにかくまっすぐ家に帰りたい、早くご飯を食べさせて寝かしつけたい、と気持ちが焦ってしまいます。娘が自由に遊び始めたら、最初は堪えるものの、最終的には我慢できず、怒ったり、抱きかかえて歩いてしまいます。

上記に記載した通り、最近モンテッソーリ教育に関する本を何冊か読み、子供の敏感期の重要性を多少なりとも知る機会に恵まれたのですが、現実世界において実践するのは正しくありません。私自身が仕事も忙しくて心に余裕がないというところもありますが、そもそも、現代においては、外は危険に満ちております。万が一車に飛び出して事故にあっても大変ですし、他人の家に迷惑をかけてはいけないでしょう。

幸い我が家は裏に公園があるので発散させたい時は公園に連れて行くことも可能です。なるべく娘の意欲を尊重しつつ安全を確保することが私の課題です。