大半の幼児教室は休講ですが、なかには、オンライン授業や動画配信など、新しい取組みに挑戦しているところもあります。緊急事態宣言延長が見こされる中、オンライン等なんらかの対応を求められているといえるでしょう。
報道された様々な専門家の意見等を吟味すると、今年の秋の時点ではコロナウイルス感染は収束しない可能性が高いです。したがって、今年度の小学校受験にも影響することが必至です。
説明会・公開行事への影響は?
なかにはオンラインで開催している学校もありますが、まだ少数です。
今後も収束時期の見込みがないなか、オンラインで開催する学校が増えるものと予想されます。
試験方式・内容への影響は?
例年と異なる対応が考えられます。
まず、出願・合格発表の方式については、持参方式/手渡し方式は難しいと思います。インターネット活用が進みそうです。その分、願書の記載項目を増やす学校があるかもしれません。
試験内容については、多少影響はあると思います。
なんといっても、集団行動/行動観察については、大人数での実施は感染リスクが大きいので、難しいでしょう。とはいえ、小学校としては、やはり、集団での行動観察は子どもを判断するうえで一番重要ですから、中止することはないと思います。
そこで例えば10人未満程度に少人数グループにして、かつ、分散して実施するのではないかと考えられます。そうなると、例年よりも考査時間が長くなりますので、日程延長もあり得ますね。従来と違って、併願数を絞らざるを得なくなるかもしれません。
第一志望に向けてしっかりと準備をしてきた家庭にとってはチャンスです。
とはいえ、究極的には、家庭力です。志望校の方針に馴染むような子どもに育つか。
幼児教室がお休みだから仕方ない、と諦めるのではなく、今の状況でできることをやれば、それが十分対策になると思います。教室に通えないという条件は他の子も同じです。
集団活動・行動観察の対応は難しいですが、それ以外は家庭力で補いたいところです。
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