2020年3月20日金曜日

英語教育はプリスクールに集約することに

第一子である娘の教育方針については、その時々のわが家の状況や親の考えの変化により、変遷をたどってきました。

一時期は日本の普通の幼稚園への転園も真剣に検討しました。そこで、英語のアフタースクールやサタデースクールもいろいろ試しました。

しかし、最終的に達した結論は、「わが家(日本に住む日本人の両親の家庭)では、英語のプリスクールに日中通わせることが一番効率的に幼児に一定レベルの英語を習得させることができる」というものでした。

幼稚園+アフターでのフォローを検討した理由


2歳のときはプリスクールに週2回程度通っていました。しかし、年少の学年になるとそういった通い方も難しくなります。多くのプリスクールは、年少の学年からは週5という頻度で通学するクラスしか用意していません。母語である日本語が一番大事なので、プリスクールを毎日通学するという選択肢は、当初、ありませんでした。なにより、小学校受験を念頭に置いていたというのが大きかったです。小学校受験の試験内容を考えると、日本語の語彙力強化が一番大切だと考えていました。

また、「No Japanese」という環境では、娘は言いたいことがあっても言えなくてもどかしい思いをしたり、発言を控えてしまうこともあると思います。それは、まだ3歳という年齢を考えると、情緒面の発達の観点からしても望ましくないのではないかと感じていました。

本当は日本語の時間と英語の時間が半々くらいのバイリンガルのスクールがあればよいのですが、あいにく、現実的な通園圏内にバイリンガルのスクールはありません。

そこで、あくまで日本語の通園をしつつ、降園後のアフタースクールか週末のサタデースクールに切り替えることを検討しました。

どこまでのレベルの英語を習得させたいか


わが家は両親ともに海外留学・勤務経験があり、現在も職場で英語を使用しています。仕事で使う英語は高いレベルが要求されています。そこで、英語は高いレベルの運用能力を身につけてほしいと思っていました。

一方、日本に住み続ける以上、日本の教育制度に乗っかるのが一番選択肢を残してあげることができるので、小学校以上についてはインターナショナルスクールは一切考えていません。

そこで、普通の幼稚園と英語のアフタースクールやサタデースクールという組み合わせで一定程度の成果を上げられるなら、それが一番よいと思っていました。

また、最後まで園庭にはこだわりがありました。自宅から通園可能なプリスクールは園庭のある所は皆無で、ビルの1フロアを借りているという状況で不満がありました。今でも不満です。

しかし、その後、複数のアフタースクールやサタデースクールを見学したり、体験した結果、やはり、日本人のフルタイム共働き夫婦(実家サポートなし)の家庭で、日本のアフタースクールやサタデースクールを利用するだけでは、子どもに高いレベルの英語の習得が望めないということをひしひしと実感したのです。

また、私が今後職場復帰をしたら、子どものアフタースクールの送迎を外注する必要が出てきます。ベビーシッター代もそれなりにかかります。アフタースクールの学費+シッター代と考えると、最初から長時間預かってくれるプリスクールとそれほど変わらなくなります。それであれば、プリスクールの方がよりレベルの高い英語を身につけられる分、お得に思います。


日本語のフォローは?

英語ができても日本語が壊滅状態になっては本末転倒です。そこで、習いごとについては、日本語で実施されるものを採り入れることにしました。さらに、日本語でのアフタースクールにも預けることを検討中です。今通園中のプリスクールが、「No Japanese」のスクールなので、幼児同士は遊ぶときも英語で会話することが推奨されています。それはそれで英語の能力向上によさそうですが、日本語でお友達と遊ぶ経験をもっと積ませてあげたいなぁと思うのです。

子どもの英語のアウトプットのオプション


子ども達が英語を学ぶツールやサービスは拡充しています。



  • 従来からの街中の英語教室
  • オンライン英会話サービス・・・家族のライフスタイル・ライフステージ的にスクールに通うことが難しい場合はオンラインの子供向け英会話レッスンも選択肢に入れてみる。
  • インターナショナル プリスクール/英語幼稚園/英語保育園・・・全日制の英語保育環境が整ったスクール。プリスクールの中には、おけいこや、英会話スクール感覚で通うこともできる週1から通えるシステムが整っていたり、働くママに寄り添う形で平日毎日&長時間、保育園感覚で英語保育をしてくれるようなスクールもあります。
  • 英語学童(アフタースクール/アフターキンダー)・・・小学校の学童の代替として、オールイングリッシュでお子様を放課後に預かるタイプのアフタースクール(英語学童)も数多く誕生し、こちらも、親御さんのニーズの高まりと共に急増中です。幼稚園降園後の幼児を対象にした、アフターキンダーもあります。
  • 親子英語で使えるアプリや動画素材
  • シーズンスクール・・・サマースクール、ウィンタースクール、スプリングスクール。幼稚園・小学校の長期休みに合わせて受講可能です。一気に集中して英語を学ぶので、伸びが見えやすいそうです。
  • 親子語学留学・・・フィリピンのセブ島やハワイが人気。


年齢別でみると、0歳~2歳は、親子同伴の短いレッスンが多いですね。英語保育のプリスクールもありますが、数は多くはありません。

3歳になると母子分離クラス、アフタースクールや英会話教室のクラスも増え、より選択肢が広がります。