2019年7月31日水曜日

『改訂新版 子どもをインターナショナル スクールに入れたいと思ったときに読む本』(平田久子)の感想【書評】

本記事は、『改訂新版 子どもをインターナショナル  スクールに入れたいと思ったときに読む本』(平田久子)の感想です。



本書は、2013年に発売し、完売となった同名書籍のリニューアル版です。初版本も読みましたが、今回の改訂新版では、6年前はまだ大学生だった著者のお子さんが体験した就職活動の様子やその苦労、またインターナショナルスクール卒業生の体験談なども追加しているということで、購入して読みました。

文体は読みやすいエッセイ形式です。インターナショナルスクールの良いところ、悪いところを描いてあります。視点は公平。それなりに分量もあり、読みごたえがあります。インターを考える方は是非一読してみたら良いと思います。

著者の平田久子さんは、インターナショナルスクールに子どもふたりを通わせました。その経験に基づき、新しいリサーチもされながら、本書では、新しいタイプのスクールと伝統スクールの違いや受験準備についての基本情報から、保護者同士の交流やサマースクールなど、通ってみないとわからない内部情報まで記載されています。

ここ数年、インターナショナルスクールの人気は上昇傾向です。子どもをインターに入れたいと考えている保護者も増えています。

インターナショナルスクールと言えばお金がかかるというイメージがあります。しかし、それでもインターにしかない教育や環境があり、お金がかかってもインターに入れたい、子どもには英語で教育を受けさせたいと考えるのは不思議なことではありません。

そんなインターナショナルスクールも現在は多様化しました。新しいタイプのプリスクール、欧米式の9月入学ではなく日本のスケジュールに合わせた4月入園・入学のインターナショナルスクールも登場しています。


ちなみに、帯には別所哲也さんのコメントが記載されていますよ。

さらに著者の平田久子さんが、書籍には書ききれなかった裏話を、数回にわたってコスモピアのブログにアップする予定とのことです。
http://cosmopier.sblo.jp/