2019年7月20日土曜日

雙葉小学校の説明会に参加 Futaba Primary School

四谷にある雙葉小学校の説明会に伺いました。小学校受験の女子最難関です。中学は御三家として有名ですね。

雙葉小学校の説明会に参加するには


この雙葉小学校の説明会に参加するためには、指定期間内に事前に往復はがきで申込みをしなければなりません。

このあたりすでに敷居が高そうなムードが漂っています。非常に緊張しながら臨みました。

昨年同様、質疑応答はないとのことです。
こちらの学校も、お子様はお連れにならないよう明記されております。

立地は最高


雙葉小学校は、JR四谷駅から徒歩5分の距離にあります。駅近の学校はやっぱり魅力的です。時間の無駄がありません。

「親の祈り」


小学校校舎の入口ではがきをお見せしました。配布されるパンフレットは、A4を三つ折りにしたもの。他の学校では、多くの配布物をいただくことが多いので、正直、その少なさに驚きました。清貧を感じさせます。

このパンフレットの中に1枚の紙が入ってました。有名な「親の祈り」という詩が書かれていました。説明会で、この「詩」についての説明はありませんでしたが、これは、雙葉小学校のメッセージなのでしょう。保護者として、子育てする際の心持ちを教わりました。親としての在り方を見直ていきたいと考えさせられる内容です。

神様
もっとよい私にしてください。
子どものいうことをよく聞いてやり 心の疑問に親切に答え
子どもを よく理解する私にしてください。
理由もなく子どもの心を傷つけることのないようにお助けください。
子どもの失敗を笑ったり 怒ったりせず
子どもの小さい間違いには目を閉じて
良いところを見させてください。
良いところを 心から褒めてやり 
伸ばしてやることができますように。
大人の判断や習慣で 子どもをしばることのないように
子どもが自分で判断し 自分で正しく行動していけるよう
導く知恵をお与えください。
感情的に叱るのではなく 正しく注意してやれますように。
道理にかなった希望は できるかぎりかなえてやり
彼らのためにならないことは やめさせることができますように・・・

説明会


ホール内の座席は8割以上埋まっていました。ほぼ濃紺のワンピースのお母さまが多かったです。土曜日ということもあり、お父様も結構いらっしゃいました。見渡す限り「紺」でした。(きくところによれば雙葉小学校は、お父様も教育熱心だそうです。)

時間ちょうどにお話しが始まりました。粛々と進行。

バレ神父の教えを礎とした「幼きイエス会」という修道会が母体となり、メール・セン・テレーズ初代校長が現在の地に創設したそうです。「よき母を育てることがよき人を育て強いてはよき国を育てる」という考えの下女子教育に力を注いできたということです。

校訓は、「徳においては純真に、義務においては堅実に」。フランス語では、「SIMPLE DANS MA VERTU FORTE DANS MON DEVOIR」、素直な徳(=品性)を備え、やるべきことは堅実(=誠実)にという意味です。

教育目標は
 祈る心のある子
 思いやりのこのある子
 実行力のある子
と、おっしゃっていました。

強調されていたのが、学校生活の中さまざまな場面で「祈る」ことをしています。
ですから、宗教教育に対して理解のあるご家庭でないと入学は難しいようですね

その他言及された事項ですが・・・


  1. PTAはございません。保護者の出番はそれほどなさそうです。
  2. 給食があります。アレルギー対策(除去食)はされておらず、具体的な対応については学校とご相談が必要となります。
  3. 入試については、縁故の優遇は一切ございません。
  4. 生まれ月の考慮はない。
  5. 通学時間は通常の交通機関を利用して1時間以内。入学後の引越しでも1時間以内でお願いします。
  6. 親の仕事の都合で退学した場合、復学が可能。編入措置はない。
  7. 入学後の送り迎えは安全に登下校できるまでだが、そのまま続けてもOK
  8. 両親面接は基本両親参加。どうしても参加できない場合はOK


説明会終了後、校舎内を見学させていただきました。

カトリック系の学校は他にも伺いましたが、ここは空気が澄んでいる。

とても清潔に掃除が行き届いており、整理整頓された空間でした。感動を覚える素晴らしい学校でした。

先生方も上品な雰囲気でした。

会場の収容人数よりも多い申し込みがあったのではないかと察します。やはり100年の伝統とキリスト教精神に基づいた女子教育の重鎮である雙葉小学校の人気は不動のものと感じました。