2018年12月12日水曜日

出産体験記【第二子】

無事第二子となる男の子を出産しました!

以下、私の出産体験記です。

前日、おしるし


前日の午前7時頃出血がありました。おしるしでした。上の子のときはおしるしがあったその日に生まれたので、いよいよ生まれるのかと思うとドキドキしました。

ゲン担ぎに、ランチは近所で焼き肉を食べました。

腰回し体操をしていると、夜から前駆陣痛が出てきました。定期的な痛みもありましたが、陣痛並みの痛みではないので、前駆陣痛と判断し、その晩は9時前に寝ました。

おしるしが断続的に出ており、あとで助産師さんにうかがったところ、経産婦にはよくあることだそうです。

当日


翌日午前3時半から、お腹が定期的に痛くなりました。計ると10分〜15分程度。まだ前駆陣痛かなぁと思いつつ、横になって寝る方がお腹の張りが強くなる気がしたのでいそいそと荷物の整理をしました。夜中に病院に行くのはしんどそうだったし、夜勤の助産師さんは二人しかいないときいていたので、「まだ生まれないでね」と赤ちゃんに話しかけていました。

午前5時半頃、産院に電話をかけ、「15分間隔です」と伝えると、「10分をきるようになったら再度電話を下さい」と言われました。

午前6時頃に家族を起こし、朝食を食べさせました。私はおにぎり一個を食べました。陣痛間隔を測ったところ、10分を切っていたので、6時半に病院に電話をし、「来てください」と言われたので、家族3人で病院へ向かいました。

娘の保育園がまだ空いている時間ではなかったので、とりあえず娘も一緒に連れて行き、病院についてから、主人が娘を保育園に送りに再度外出することにしました。主人に入院用の荷物を持ってもらえたのでよかったです。

今回は事前に登録してあった陣痛タクシーを利用しました。陣痛タクシーの運転手が病院の住所を知らなかったことに驚きました。事前に登録してあったのですが、案外適当ですね。なかなか来ず、病院に着いたのは午前7時20分。

タクシーで移動する間に陣痛と陣痛の間隔が少し長くなったような気がしたので、病院につくと助産師さんにその旨を伝え、早速モニターをつけて陣痛の間隔を測ってもらいました。すると、その時点で既に5、6分おきの間隔で陣痛が来ていることがわかり、その場で入院が決まりました。

入院着に着替えました。レッグウォーマーと靴下を履き、腹巻きもつけたままで背中にカイロをつけました。

午前8時頃に病院の朝ご飯が出ました。まだ強い陣痛が来ていなかったので、助産師さんから、「まだ子宮が赤ちゃんを抱きしめているのね。」「強い陣痛が来るにはご飯をしっかり食べると良いですよ。」と言われました。そこで、朝ご飯は残さず平らげました。この時点では陣痛の痛みもそれほど強くはなかったので、食べることができました。



食べ終わった頃に、上の子を保育園に預けた主人が戻ってきました。

主人にカイロをもうひとつ出してもらい、仙骨につけました。

夜勤の助産師さんは8時半でいなくなりました。

午前9時、日勤の助産師さんと挨拶をしました。また、医師による診察がありました。この時点ではまだ強い陣痛が来ていなかったので、「進み具合は半分くらい」と言われました。この時点で子宮口の開き具合は3センチ。

「もっと強い陣痛を呼ばなきゃ」と思い、モニターをつけながらも、立ったままで「腰回しの体操」や「スクワット」をしました。赤ちゃんを下げて子宮口を広げるつもりで。そうするとだんだん陣痛が強まって、陣痛と陣痛の間の間隔も狭くなってきました。

午前10時頃、臍帯血採取のための血液検査で採血されました。

その後の助産師さんの診断によると「子宮口は相変わらず3センチですが、柔らかくなってきており、昼頃に生まれる可能性があるので、ご主人さんもお昼を買ってきておいてください」とアドバイスを受けました。

尿意はなかったけれど歩いた方が良いかなと思い、トイレも行きました。座ると陣痛が進むので気をつけてと言われました。

戻ってから、だんだん陣痛が強まってきたので、「床ではなく分娩台の上で動いてください」と助産師さんに言われました。分娩台の上で四つん這いになって、ヨガで練習した、「ねこの伸びポーズ」や「チャイルドポーズ」で休みました。陣痛時は「四つん這いの骨盤呼吸」でいきみ逃しました。

破水し、陣痛が強くなってくるといきみたくなってきました。陣痛の間隔も1分程度になり、四つん這いになるよりも仰向けになって陣痛と陣痛の間に休む方が楽になってきたので、仰向けでひたすら骨盤呼吸をしていきみ逃しをしました。ヨガの先生の「陣痛も筋肉の収縮だから痛いところに集中して呼吸をするように」という言葉を思い出しながら呼吸法を続けました。

第一子の時は助産師さんがあまりついてくれなかったこともあり、主人にテニスボールで押してもらったりしました。しかし、今回は、主人には、陣痛と陣痛の間に飲み物を飲ませてもらう他は特に何もしてもらいませんでした。とはいっても主人に立ち会ってもらえることで精神的にはとても心強かったです。

ちなみに持参したもののうち実際に飲んだのはヴィダーインゼリーのエネルギーとポカリです。お菓子は手をつける余裕がありませんでした。

最後はもういきみたくてしかたなくなりましたが、中途半端にいきむと産道の中がさけるし、赤ちゃんも苦しくなるので我慢しました。

そうこうしてるうちに分娩台の足のせが組み立てられ、足カバーもつけられて「いよいよ産まれる」と思いました。ここまで来ると覚悟が決まります。落ち着いて、陣痛の波に合わせて、腹圧をかけました。

午前11時17分、無事に男の子の赤ちゃんが生まれました。

以下、今回良かったと思う点です。

1)上の子の時は途中で微弱陣痛になり、陣痛促進剤を利用しましたが、今回は陣痛促進剤は使用しませんでした。全て自分の起こした陣痛で進めました。そのせいでしょうか、上の子の時と比べるとそんなに辛い痛みではなかったような気がします。上の子の時は骨も痛いような気がしたのですが、今回は痛いのはお腹の収縮の痛みくらい。むしろいきみたい時にいきみを逃すのが1番苦労しました。
2)医療的な介入は会陰切開だけでした。会陰については上の子の時に切開した部分がやはり伸びなかったようでそこを切開してもらいました。
3)今回は平日の午前中で病院の休診日、他にお産もないということで、助産師さんがほぼずっとついてくれていました。
4)陣痛の監視モニターの読み方も教えてもらい、赤ちゃんの心拍の数値と陣痛の数値を自分で確かめながら過ごしていました。モニターを自分で見る余裕がなくなったと思助産師さんがついていてくれたのでいつ力抜けば良いか分かりやすかったです。おかげでいきみ逃しのタイミングが分かりやすかったです。
5)上の子の時は「痛い」と叫んだり、主人に怒鳴ったり、多少パニックになった瞬間もあったのですが、今回は常に骨盤呼吸でいきみを逃し余計な言葉は出さず、ひたすら陣痛の波に乗るようにしていました。助産師さんから何度も「いきみのがしが上手ですね」と褒められました。

今回は、これまで練習してきた呼吸法で乗り切り、会陰切開以外に医療的介入もなく、とても満足のできるお産でした。

上の子もおり、かつ里帰り出産でもないので、もし夜中に陣痛が始まれば主人に立ち会ってもらえない可能性もありました。とてもパーフェクトなタイミングで生まれてきてくれて息子に感謝です。

産後


産後は、産まれてすぐに胸の上に赤ちゃんを乗せてもらいました。

上の子(2歳児)の大きさに慣れていたので、新生児はこんなに小さいのかとビックリしました。胎脂にまみれ、人形みたいだなと思いました。主人も同じ感想だったそうです。

おっぱいも口に含ませました。吸啜反射が強い!

泣き声もかわいいです。

その日は赤ちゃんを新生児室で預かっていただき、私は個室に移動して休みました。

晩ごはんはお祝い膳。上の子と一緒に食べました。

上の子のときは気が高ぶって眠れなかったのですが、それが後に影響したので、今回はできるだけ眠るようにしました。